(1)A型肝炎
A型肝炎ウィルスによる一過性の感染症です。排泄物からのウィルスが様々な経路を経て口に入ることで感染します。
感染すると、2〜7週間の潜伏期間を後に発熱、全身のだるさ、食欲不振、嘔吐などの症状があります。数日後には黄疸が現れます。
予防接種による予防が可能です。日本では2〜4週間の間隔で2回接種する必要があります。
(2)B型肝炎
B型肝炎ウィルスに感染することにより発症します。B型肝炎ウィルスは人から人へと感染します。
感染した最初は90〜150日ほど症状のない日々が続きます。その後、倦怠感、食欲不振、吐き気、嘔吐、腹痛、黄疸などの症状が現れます。大人での死亡率は1%くらいで、癌化することもあります。
リスクの高い国に渡航する場合は予防接種をお勧めします。3回接種する必要があります。
|